『亀井南冥生誕地』
姪浜の超ディープな歴史スポット
皆さんは『亀井南冥(かめいなんめい)』という方をご存知でしょうか?
『亀井南冥(かめいなんめい)』さんは黒田藩の儒学者で志賀島のかの有名な『金印』の価値を見出した人です。
金印が発見された頃、偽物論や錆つぶし論が囁かれていました。さそこで亀井南冥さんは『後漢書』東夷伝を引用して金印の由来を説明し、『金印弁』を著すことでそれまであった偽物論や錆つぶし論を払拭し、金印の価値を守りました。
この案内版が立っているところはその昔、筑前国早良郡姪浜村と呼ばれる場所で1743年に生まれました。
儒学、医学に長けており福岡の唐人町に福岡藩藩校・西学問所「甘棠館(かんとうかん)」を1784年に開校するなどしました。
しかし1798年に近くから出た火が燃え移り甘棠館は燃えてしまい再建されることはありませんでした。
その後は、息子を中心都市『亀井塾』という名前で再開をし、指導にあたりました。
亀井塾においてもその高名から日本全国から弟子が訪れ、多くの優れた人材の育成に貢献しました。
しかし1814年に自宅が火事に合い死去することとなりました。
現在、『亀井南冥』のお墓は福岡市中央区地行の『浄満寺』にあるので是非そちらにも行かれてみてください。
『亀井南冥生誕地』
住所:福岡市西区姪の浜3丁目14-13