姪浜駅の前には大きな波と兎が描かれたモニュメントがあります。
これは姪浜で昔から語り継がれる伝説【龍王兎伝説】をモチーフとしたモニュメントです。
龍王兎伝説とは南浦紹明という臨済宗の僧侶が宗に渡り学びを深め、宗から帰国している途中に山中で狼に襲われそうな兎を助けたことから始まります。
南浦紹明は兎を引き離そうとするも離れなかったため日本へ連れ帰りました。そして日本へ到着する目前で嵐に見まわれ船が難破しかけているところ、兎が波間へと跳ねました。すると嵐は収まり、波間に一筋の道が開け無事に日本へ戻ることができたのです。そして兎は金の龍となり天へと昇って行ったと言われておりこれまで語り継がれてきたのです。
この南浦紹明が開山したお寺『興徳寺』が姪浜に位置することから『龍王兎伝説』は姪浜で長きにわたって語り継がれてきました。
『ご案内処 興徳寺』